こんにちは!エーフォーチュンスクールゴルフインストラクターの荒井です。
今まで当スクールのブログはコンペ情報がメインでしたが新型コロナウイルスの影響で全て中止になってしまいました。
そこで、少しでもお役に立てるゴルフのの情報をブログにアップしようと思います。
先日あるゴルフ場の支配人が人事異動で変わるという事でご挨拶に伺いました。
そこで、今時珍しい光景を見ました。
それは「エアレーション」です。
このようグリーン上に等間隔に幅1センチ、深さ5センチの穴をあけるグリーンのメンテナンス作業のことです。
通常、春先と秋口の年2回が通常時期なのにこの6月上旬にしているのはなぜでしょう?
と思い、支配人とグリーンキーパーにお話しを伺ったので少しご紹介します。
【目次】
- エアレーションとは。
- エアレーションの時期はなぜ変わったのか。
- エアレーションによってどのように変わるのか。
- まとめ(個人的感想)
1.エアレーションとは。
エアレーションとは先ほどお伝えしたグリーンに穴をあける作業。
グリーンは使用していると天候や人が踏むことでどんどん固くなり、栄養が行き届かず枯れてしまいます。
そこで穴をあける事で酸素は入ります。
この後掃除機をかけます。
最後に目砂と肥料を与えます。
この作業によって芝はリフレッシュし、再び青々とした元気な芝が生えてくるのです。
2.エアレーションの時期はなぜ変わったのか。
エアレーションの時期は春先や秋口に行われます。それが今時期の6月上旬に行われていたので
ゴルフ場支配人にお話を伺いました。答えは「気候変動(温暖化)」により時期をずらしたとのことです。
単純な回答と思いましたが、答えの見つかっていない難しい問題のようです。
今、行ったことが2か月先にどうなるのか?は最近に天候では不明で場合によっては従来年2回を3回に
するかもしれないそうです。今年が良くても来年はどうなのか?まだまだ、試行錯誤中のようでした。
3.エアレーションによってどのように変わるのか。
エアレーションをする事でどの様にグリーンは変わるのか?芝が生えてきたら長く伸びた芝をカットし、
転圧をかけます。その作業が終わるとグリーンの転がりも良くなり、見た目もきれいになります。
ゴルフ場の良し悪しはグリーンの質という人も少なくありません。そこで、多くのゴルフ場はグリーンの
メンテナンスに力を入れるのです。
すでに、多くのコース経験者はご存じだと思いますがエアレーションをして芝が落ち着くまではグリーンは
重たく(転がりにくく)なります。傾斜なりの曲がりも少なくなります。
上の写真はグリーンの傾斜を見るヤーデージブックです。2.6度以上は赤い矢印で示されています。
よくトーナメントの中継でプロがポケットから出して見ている本です。
多くの海外のプロ採用しているエイムポイント(グリーンの読み方の手法の一つ)ではパーセントで図ります。
その場合は下の写真の測定器(建築作業で使うものです(^^ゞ)を使用して確認をします。
話は少しずれてしまいましたが、エアレーションによって傾斜どうりに曲がらない、
転がらないという事が発生します。
そこで、まとめにつなげようと思います。
4.まとめ(個人的感想)
エアレーションによってグリーンは思うように曲がらない、転がらないという事で
多くのプレーヤーがケチを付け、「今日のグリーンはおもてーなー!」なんて良く耳にします。
そこはエアレーションによって良いグリーンに復活するのですから
「また、良いグリーンになって帰って来てねー!」と言う期待とゴルフ場の方々の努力に
感謝してプレーして欲しいものです。
ゴルフ場は気持ち良い所です。
プレーヤーはお金をゴルフ場に払ってプレーをしていますから、コンディションが悪ければ文句の一つや二つ
言いたくなるのも分ります。でもゴルフ場側では多くの方々が予測の難しい気候変動の中、
皆さんに喜んで頂けるために試行錯誤し努力している事を知って頂けると嬉しいです。
ゴルフ場側は気持ち良くお客様を迎え、プレーヤーも気持ち良くして頂きたいと思います!